CONCEPT
CONCEPT
スローフードの発祥地であるイタリアの料理は、オリーブ油とトマトをたっぷりと使う南イタリア、
バターや生クリームを利用した北イタリア、そして魚介類を用いた地中海沿岸部等、
地方によって異なる食文化を持っていますが、
素材の魅力を存分に引き出す料理であるという点で共通しています。
「カノビアーノ」のお料理は、バター・生クリームなどの動物性油脂やニンニク・唐辛子を使用せず、
素材本来の豊かな味わいを最大限に引き出し創られています。
オリーブオイルと伝統的な食材のハーモニーによる美味しさは、
日本人に広く受け入れられ、歳を重ねても末永く楽しめる上品さを感じさせます。
植竹シェフが目指す究極の味。それは、無駄をそぎ落とし素材の本質を引き出すこと。
「素材を大切に」「食を楽しむ」という原点を決して見失わないオンリーワンのイタリアンを創出していきます。
日本で一番スローフードの精神を理解している植竹シェフが織り成すイタリアンは、
“自然”にとことんこだわったものを厳選する妥協のない姿勢から生まれつづけます。
窓外に広がる豊かな緑と空・・・ゆったりとした席から眺める景色に至るまで計算しつくされた店内。上質な寛ぎを演出するその空間は、大切な方とまた来たくなる、そんな気持ちが生まれます。
四季折々の、いちばん美味しい素材を、いちばん美味しいときに味わっていただきたい、そんな想いからメニューは毎月刷新いたします。食素材が本来持つ豊かな味わいを最大限に引き出したお料理。そして、素材の美味しさはもちろん、香りや見た目の美しさまでもこだわった一皿・・・
それがカノビアーノスタイルです。
Profile/1963年神奈川生まれ。東京調理師専門学校で和食、中華、西洋料理を学び「バスタパスタ」の開業メンバーとして活躍。その後単身イタリアに渡り、修行の中でオリーブ油とイタリア野菜の美味しさに開眼。帰国後「ビゴロッソ」の料理長を経て、1999年11月東京・代官山に「カノビアーノ」をオープン。その後、全国各地のレストランの料理監修を行いながら、大阪「カノビアーノアネックス」ほか、福岡・石垣島など展開中。
現在は代官山を拠点に今一番旬な食材を求めて、日本各地の農家・生産者とコミュニケーションを図りながら、また各地の学校等で食育の一環として教鞭にも立つ日々を精力的に送っている。
彼が、シェフとしてもっともこだわるのは、何よりも旬の食材を生かすということ。
海外での修行から日本に戻り、「京野菜に出会ったのが最大のきっかけ」だったという。
京野菜のもつ、しなやかで、繊細で、緻密な味わいに衝撃を受けたシェフ植竹は、日本人のためのイタリアン料理をはじめた。
「イタリア料理といえばニンニクやトウガラシをやたら使うという印象がありますが、
それは単なる誤解で、バターやクリームさえ使わない店も多い。
食材の持ち味を生かすという発想は、イタリアも日本も同じなのです。」
日本中を自分自身の足でめぐって、優れた食材を根気よく探し続けた日々。
訪ね歩いて見つけた農家から四季折々に届けられる、丹精込めて栽培された京野菜。
直接契約した漁港から毎朝いちばんで直送される、鮮度を大切にした魚介類。
厨房には毎朝、厳選された旬の食材が全国から届けられる。この逸品たちに触れる瞬間が「もっとも幸せな時」なのだという。
お客様に寄り添い 愛されるレストランを目指して
Profile/1982年福井県生まれ。食への興味と憧れを強く持っていた幼少期。料理番組や料理本に夢中になり、テレビにいるシェフたちの技術と創造性に感銘を受ける。自分で料理を作る中で、食べたことのない高級食材への興味、料理の可能性を追求したいという強い想いから料理の道へ進むことに。
洋食屋など数店舗で修業を重ねる中で、食材や調理方法、味の組み合わせを通じてストーリーを語ることのできるコース料理に魅力を感じ「カノビアーノ」へ。シンプルながら華やかさもあるカノビアーノの虜となって早15年。カノビアーノ一筋で料理と真摯に向き合い続ける。
“カノビアーノアネックス”の味をさらに深め、楽しんでいただくのに欠かせないもの、そのひとつがワインです。
かつては特別な日に飲むというイメージが強かったワインですが、最近は手ごろな価格のデイリーワインも多くなり、
気軽に楽しんでいただきやすくなりました。
ワインの持つ味わい・料理との相性・お客様のお好みやシチュエーション等から、
専任ソムリエがあなたにぴったりのワインをお選びいたします。
「今日は何を飲もうか?」「この料理に合うワインは?」と迷ったときは、気軽にお声がけください。
Profile/1975年大阪府生まれ。「ホテルニューオータニ大阪」「スイスホテル南海大阪」で15年間サービススタッフとして“おもてなし”の心を学ぶ。その時に出会った先輩の影響で、ソムリエの道を目指すことに。2010年「一般社団法人日本ソムリエ協会認定ソムリエ」を取得。
ソムリエになった今も心がけていることは、「ソムリエであるまえに1サービスマンである」ということ。洗練されたスマートな接客や豊富な知識から、彼目当てに訪れるファンも多い。より多くのお客様に楽しんでいただける空間作りを目指す。